--.

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブログを移転しました。新しいブログは下記になります☆
わたしの日常



--/--/-- --:-- [edit]

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --
20131027_銀の海 金の大地


久しぶりに氷室冴子の『銀の海 金の大地』を読み返しています。

10代の頃、少女小説をよく読みましたが、大人になるにつれて卒業していったものです。ですが、氷室冴子の本は年を重ねても購入していました。この『銀の海 金の大地』はわたしが高校時代~新人OLの頃に発売されていたと記憶しています。

この『銀の海 金の大地』は少女小説と思えないほど、激しい物語です。本当に怒りと涙、悲しみにとらわれながら読みふけったことを覚えています。笑う要素は作者の後書き部分ぐらいでしょうか。笑

とにかく暗く、暗く、沈んで、沈んで、悲しく、悲しく、激しく運命が流転する物語。

翻弄され、涙にくれるもの。一方で逆らい、激しく運命に立ち向かうもの。運命をいじるもの。

複雑にあらゆる人間関係が絡み合い、激しい、悲しい、逆らいようのない物語が紡がれる。

白が黒になり、黒が白になる。しかし、やはり、白は白、黒は黒。

その事実に愕然とします。


佐保の滅びの子と佐保を永遠に生かす子。


いずれにも悲しい歴史があります。それぞれに正義があり、生まれた以上は生きる価値があり、そして・・・そして、生を謳歌する価値があったのに。。。



真秀は湖の国、淡海で育った。そこは息長族の国だが、真秀はその一族ではない。ヤマトの大豪族の首長がどこかの奴婢に生ませた子で、息長の首長の真若王、丹波の首長の美知主とは異母兄妹である。母の御影はここ数年業病で苦しんでいる。その病によく効く熊の血凝をやるから取りにこい、という美知主からの伝言に、真秀は、不思議な霊力を持つ兄の真澄と、丹波へ向かう船に便乗した。




激しい物語を支えているのは美しい日本語の数々。それらが独特の世界観を作り上げており、氷室冴子という作家を新たな視線で眺めたものです。それだけに物語のストーリー半ばにして作者の氷室冴子先生が亡くなられたことは悲しかったです・・・涙。


本の中で展開される幾つもの恋、恋。


真秀と佐保彦の悲しい、命を奪う恋もドラマティックですし、美知主王や日子坐と御影の悲しい恋も歴史を感じさせます。が、個人的には歌凝姫と須久泥王のズブズブの恋に痺れました。一番、現実的だからでしょうか。初恋の楽しさと悲しさをなんだか感じましたなぁ・・・そうか、初恋は実らないのか、と。

この後、この二人は・・・と何度も思ったものです。でも、この二人が真の意味で結ばれることは決してないのでしょう。


一族の期待、考え、欲望を背負わざる得ない生まれというのは辛いものですね・・・


また、古代転生とタイトルにうたれているのに誰も転生しなかった悲しみ・・・涙。氷室先生の頭の中ではどのようになっていたのか今でも大いに気になっております。恐らく、読んだ読者皆、そうであろうと思います。

わたしは真澄が転生するのか、と思っていましたが・・・でも、今から考える御影が転生するってのもありかなーとか。二人の魂が結びつきあって転生?とか。もしくはもっと時代が下り、皆が転生しているのかしら・・・?とか想像をしてしまいました。

いずれにしても佐保は永遠に生きず、滅びに向かうと思っておりますが。

などと埒もないことを考えるのもまた楽しいですね。




もう古本しかないのですねー。。。

関連記事

ブログを移転しました。新しいブログは下記になります☆
わたしの日常



2013/10/27 19:41 [edit]

category: 読書。

thread: 読んだ本の感想等 - janre: 小説・文学

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://30overmylife.blog114.fc2.com/tb.php/1184-2ee56906
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ブログを移転しました。

プロフィール

検索フォーム

意識して生活したい。

記事カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

リンク

▲Page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。