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「好きよ。おとうさんは、娘に、なにをしてもいいの」
「そんなこと言うなよ」




桜庭一樹の『私の男』を再読。


わたしは桜庭一樹とはイマイチ相性がよくない。というか、彼女の作品はわたしには不可解な世界であり、イマイチ入り込めないものがある。この『私の男』もしかり。

この作品が好きか嫌いかと問われると、曖昧な態度にならざるを得ない。


私の男


一方でこの作品がわたしの背筋に何かを呼び起こすことは紛れもない事実だ。

アマゾンのレビューにあるように『私の男』はアンモラルで強烈な恋愛小説なのだろう。

実の親子であり、愛人であり、恋人であり、母であり、娘であり、父であり、息子であり、そして、秘密を共有する共犯者。

血は水よりも濃い。

父は娘を愛し、求めた。娘もそれに応えた。

はずだった。

冒頭の花の結婚をどのように捕らえるべきなのだろうか。

娘はやはり父の愛をどこか歪なものとして捕らえていたのだろうか。フツーの家庭、安定した家庭を求めたのだろうか。二人の間の愛はどこで変遷をしたのだろうか。それとも変遷しないがゆえに娘は結婚するのか。



彼女の「私の男」は父なのだ。

血の繋がった父が彼女の私の男なのだ。



私の男とはどういう存在なのだろう。所有欲なのか、独占欲なのか、執着なのか、手に入れるべきものなのか、そこに愛はあるのか。

なぜ、花の言う「私の男」は暁ではなく、美郎ではなく、父なのか。

血が血を呼び合うのか。



過去に戻れば戻るほど花は迷いのない少女になる。一方で父はどこか腐ったようなふて腐れたような、それでいて眩しいような、陰のある若々しさを色濃くする。

認めよう、淳悟はわたしにとっても魅力的なおとこだ。

だが、わたしは花のように淳悟を愛することはないだろうし、できないだろう。



背筋に何かがはいあがってくる。



ああ、だから、この本は好きじゃないのだ。

でも、また、読むだろう。





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2013/07/09 08:46 [edit]

category: 読書。

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